岐阜県高山市一宝水第一水力発電所
岐阜県高山市一宝水第一水力発電所
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根字どふけ原2534番234
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷
一宝水第一水力発電所
地域の活性化、国立公園の便益向上に資する発電事業
2020年12月に竣工した安房谷水力発電所に続き、奥飛騨水力発電㈱が手掛けた2番目の発電所となります。最近の小水力発電所は、普通河川に建設される事例が多いなか、本発電所は一級河川指定区域内から取水を行い、既設砂防堰堤※1を活用しております。
本発電所は「地域一貫開発」に基づいた水力開発となり、複数地点の一括開発・一括管理を行うことにより、人件費や地点調査・各種申請等に係る経費や手間の低減に繋げました。そして、安房谷水力発電所と同様に、同地域の水力資源を用いて地域の活性化及び国立公園の便益の向上に資する発電事業となることを目的としており、事業収益の一部を地域に還元し、これらの活動に利用いただきたいと考えております。
※土石流など上流から流れ出る有害な土砂を受け止め、貯まった土砂を少しずつ流すことにより下流に流れる土砂の量を調節する施設(国土交通省国土交通省 関東地方整備局より)
稼働中657kW
想定年間売電量 約4,175万kWh
一般家庭約の1,000世帯分に相当
※【環境省】
令和3年度家庭部門のCO2排出実態統計調査結果の概要による
■一宝水第一水力発電所プロモーション【提供:奥飛騨水力発電株式会社】
奥飛騨における
地域貢献型水力開発の基本コンセプト
● 地元企業との連携により地域事業会社を創設(地元出資51%以上)
● 地元産業(調査工事・土木建築工事・金融等)の優先活用
● 売電収益の一部を「地域振興基金」として地域に還元
● 複数地点を対象とした逐次開発(地域一貫開発)
奥飛騨温泉郷 開発出力:1,899kW(3地点) | |
地域経済への裨益効果(20年間) | 35.5億円 地元負担再エネ賦課金の2.6倍 域内:域外=66:34 |
奥飛騨温泉郷への電力供給効果 | 温泉郷内一般世帯及び宿泊設備の年間電力消費量に対する電力供給比率:45.3% |
環境保全等への貢献 | 地域振興基金は国立公園整備、地域文化活動等に利用 |
行政施策との貢献 | 県:水力開発目標の45%達成 市:再エネ開発目標の13%達成 |
【地域貢献型開発】「一宝水第一水力発電所」が竣工 (2023年5月26日)