岐阜県高山市奥飛騨第2バイナリー発電所

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根字マセドウ

岐阜県高山市

奥飛騨第2バイナリー発電所

奥飛騨自然エネルギー合同会社1号泉の余剰熱有効活用

奥飛騨第1バイナリー発電所と同様、温泉の給湯源泉を活用した発電所で、給湯源泉から湧出する熱量の一部を活用するため、地熱資源の枯渇等の不安を払拭できるだけでなく、発電に使用した熱量の多くを熱交換器で回収することにより、給湯温度の著しい低下を招く恐れがなく、温泉給湯と発電が共存できるものとなります。
この事業は、実際にホテル、旅館、民家等に温泉を給湯している源泉を使用していることが特色のため、給湯温度の維持を重視し、温泉熱を大気に放出しない工夫をしています。

第7回 環境省グッドライフアワード 環境大臣賞(地域コミュニティ部門)受賞について

シン・エナジー株式会社、奥飛騨自然エネルギー合同会社、飛騨高山グリーンヒート合同会社、奥飛騨水力発電株式会社の4社で共同受賞。

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稼働中250kW

約150万kWh想定年間売電量

一般家庭約の500世帯分に相当

※電気事業連合会2015年データによる

地域の豊かな地熱エネルギーにより、
給湯事業と発電事業の共生を目指しています

● 地域への給湯に用いていた源泉を利用。

● 発電に利用した後の温泉は従来通り地域へ給湯している

● 発電事業による収益の一部を地域に還元

● 熱交換器を使用し、熱を逃がさない方式により給湯温度への影響が軽微

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  • 発電所名奥飛騨第2バイナリー発電所
  • 所在地岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根字マセドウ
  • 源泉名 奥飛騨自然エネルギー合同会社1号泉
    目的:浴用
    掘削:2017(平成29)年10月,エアハンマー方式
    掘削深度:300m
    蒸気量:3.3t/h,熱水:650L/min
  • 発電出力250 kW(第一実業(株) Thermapower125MT×2基)
  • 源泉所有者奥飛騨自然エネルギー合同会社
  • 発電事業者奥飛騨自然エネルギー合同会社
  • 売電先中部電力株式会社(全量FIT)
  • 設備設計有限会社新平湯温泉
    一重ヶ根温泉有限会社
    シン・エナジー株式会社


  • 当該地域の給湯総流量3t/min のうち、当該源泉で1,4t/min の給湯を賄っている。

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奥飛騨第2バイナリー発電所の竣工式を執り行いました(2020年10月09日)

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