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(共同リリース)
2016年6月14日
株式会社洸陽電機
三洋貿易株式会社
地産地消の小型高効率バイオマス発電システムを全国へ
~洸陽電機と三洋貿易が業務提携~
株式会社洸陽電機(本社:兵庫県神戸市東灘区、代表取締役社長:乾正博、以下、洸陽電機)と三洋貿易株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:増本正明、以下、三洋貿易)は、6月9日、ドイツのブルクハルト社製木質バイオマスコージェネレーション(熱電併給)システム(以下、本システム)の販売拡大や導入促進において提携することに合意しました。
三洋貿易は、本システムの日本総代理店として販売・メンテナンス体制の整備を進め、洸陽電機は、エンジニアリングやメンテナンスのほか、熱電併給を活用したエネルギー事業組成を支援します。本提携により電気だけでなく熱利用も含めたエンジニアリングを行い、高効率仕様のバイオマス熱電併給事業を推進します。
本システムは、未利用木材等から加工した木質ペレットを燃料として発電をおこない、発電時に発生する排熱をペレット製造用や温浴施設、温室などの熱源として利用するシステムです。発電のみの効率は30%ですが、熱利用も組み合わせることで総合効率が75%になります。
ボイラーなどの直接燃焼発電方式のシステムと比べて木材使用量が約3割削減※できるため、より少ない木材量で資源のエネルギーを有効活用することができます。木材の調達量が少なく済むことで調達エリアを狭めることができ、輸送コストを削減できるなど、事業採算性の向上に寄与します。
※一般的な5MWクラス直接燃焼方式のシステムの木材消費量を約7万t/年、2MWクラスの本システムの木材消費量を1.8万t/年として算出
本システムは、複数台を連結することで50kW~2000kWまでの発電量に対応できるため、地域の資源量や熱需要に応じて様々なご要望に対応することができます。展開方法としては、1MW~2MWクラスのコアサイトを建設し、そこで余剰ペレットを生産し、地域の燃焼系ボイラーやストーブを面的にペレット仕様のものに更新していくことで、エネルギーの域外流出を防ぎ、地域経済圏を確立することができます。今まで太陽光発電だけではできなかった発電所やペレット工場での継続した雇用が生まれます。
両社は、今後、本システムを地産池消の事業モデルとして全国の市町村や木材集積地の土場などに展開し、5年間で計5万kW以上の開発を推進していきます。
両社は今後もさらなるサービスの向上に努め、持続可能な地球環境とより良い地域社会に貢献する企業を目指してまいります。