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9月17日、社長の乾が「廃棄物・環境セミナーウィーク2019 in 関西」にて
「持続可能な木質バイオマス発電事業」をテーマに講演いたしました。
「地域資源を活かした熱電併給システム」と題し、現在稼働中の当社の木質バイオマス発電所を
例に、地域に根差した電源開発についてお話しいたしました。
木質バイオマス発電は、再生可能エネルギーの一つではありますが、木材を燃焼させると
CO2が発生します。再び木に吸収されてこそ、「カーボンニュートラル」となります。
今回は、こうした「脱炭素」の観点から発電についてご説明いたしました。
現在、海外から燃料(木材)を仕入れ、木質バイオマス発電を行っているケースは増加傾向にあり
輸入総額は、年間約140億円に上ります。そのほとんどがアジアからの輸入です。
一方で、国内の未利用材などを活用したバイオマス発電には、大きな開拓の余地があります。
そこで、当社は地域と協力し持続可能な社会をつくるために、国内にある木材を利用して
小規模で分散型の電源開発を進めています。
日本の林業の現状や市場開拓の可能性、そして当社が採用している熱電併給システムの点から見ても、
木質バイオマス発電には可能性が秘められています。
また、木質バイオマス発電は電気をつくるだけでなく、排熱を使って温水を温浴施設に供給したり
ハウス農業の暖房として供給したりすることが可能です。
熱電併給にすることでエネルギー効率が高まり、無駄なく使用することができます。
そして、未来の子どもたちのためにどんな地球を残すべきかという考え方で、
電源開発に取り組んでほしいとうったえました。