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当社は、3/31(水)より茨城県行方市にて追尾式※1 ソーラーシェアリング※2 の運転を開始しました。
※1 太陽の経路を追いかけることができる発電方法。トラッキングシステムにより常に太陽の位置を算出し追尾するので、固定式と比べて発電効率が高くなる
※2 営農PVとも呼ばれ、農地に支柱を立てて上部空間に太陽光発電設備等の発電設備を設置し、農業と発電事業を同時に行うことを言う。農林水産省ではこの発電設備を「営農型発電設備」と呼ぶ
昨今の急速な太陽光発電設備の普及により発電事業に活用できる土地が減少していますが、ソーラーシェアリングであれば農地を新たな発電事業の展開先として見込めること、また農業に付随する収益力が強化されることで新規就農者数の回復が見込めることなど、かねてからソーラーシェアリングは注目されてきました。
しかしながら、通常の太陽光発電設備に比べてコストがかかり、また3年ごとに一時転用許可の更新が義務づけられていたため融資を受けづらいなど、その普及は当初期待されたほどではありませんでした。
今回の行方市における追尾式の導入は、発電効率の向上だけでなく、パネルを動かすことで影の大きさをコントロールし、農作物の日照不足を防いで通常の固定式より収穫力の向上にも寄与するなど、ソーラーシェアリングの可能性を大きく拡げるものです。
今後当社は、一次産業の収益拡大による安定化を図るため、ソーラーシェアリングを推進してまいります。
行方市ソーラーシェアリング概要