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当社は、このたび冬の電力需要期に向けて、供給中の高圧電力のお客様すべてを対象とした節電型インセンティブを12月1日から、2月28日まで実施します。当サービスは、該当期間中に節電していただくことでインセンティブ(協力金)をお支払いするもので、お客様が電力消費を抑えることで、電力需給ひっ迫を緩和し、需要期における電力の安定供給に貢献できる取組となります。
2021年10月に電力広域的運営推進機関が取りまとめた電力需給見通しでは、今冬は安定供給に必要な供給力は確保できるものの、過去10年間で最も厳しい見通しとなっており、小売電気事業を行う当社としても電力需給の安定化を図り、お客様にもメリットをご提供するべく、当サービスを開始する運びとなりました。
当社は昨年12月末から1月にかけて発生した、電力需給ひっ迫の際にも同様のサービスを実施致しました。46日間の実施期間で906件のお客様に協力いただき、合計336万kWhの使用電力量の節電をすることで、電力需給の安定化に尽力してまいりました。
今回実施する当サービスは、該当日の直近5日間の電力量を参照し30分毎に基準電力量を設定※、電力不足が予想される日の1日あたりの使用電力量が基準を下回れば、インセンティブ対象となります。なお、基準を上回ってもペナルティはありません。また、インセンティブ料金は3月2日以降の請求金額から相殺するかたちで支払いを行います。
※基準電力量設定の詳細は別紙をご参照ください。
当社は当サービスを通じ、日本のエネルギー事情、電力市場など広く皆様に関心を持っていただき、電力事業者として社会の課題の解決に貢献してまいります。
⇒基礎電力量設定(別紙)1月度 2022年1月7日~ 条件変更のご案内
■節電インセンティブ概要
【対象顧客】2021年12月1日以前より契約頂いており、2022年4月1日以降も契約のある高圧施設
【対象期間】2021年12月1日~2022年2月28日
【算定方法】
①インセンティブ単価の算定方法
インセンティブ単価は、各時間帯における日本卸電力取引所(以下、JEPX)のエリアプライスで算定を行います。
30分毎の電力需給のひっ迫が予想される時間帯のJEPXのエリア(需要家の電力供給エリア)プライスの30%分をインセンティブ単価とします。当該時間帯のJEPXのエリアプライスが各月毎の基準価格を下回った場合、インセンティブ単価は0円とします。
②インセンティブ対象量の算定方法
インセンティブ対象となる電力量は、各時間帯の30分毎の電力量で算定を行います。
当該時間帯の電力使用量が基準量を下回った場合、基準量から使用量を差し引いた量をインセンティブ対象の電力量とします。当該時間帯の電力使用量が基準量を上回った場合は、インセンティブ対象の電力量は0kWhとして計算します。
【発動時間】専用サイトに掲載 https://www.symenergy.net/dmr(12時頃更新)