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当社は、株式会社リコーのグループ会社であるリコーインダストリー株式会社(以下、リコーインダストリー)の東北事業所に、オンサイトPPA※1モデルとして駐車場型太陽光発電設備(以下、カーポートPV)を導入し、2月10日より運転を開始したことをお知らせいたします。
リコーグループは2017年4月に日本企業として初の「RE100※2」参加をきっかけとして、再生可能エネルギーの使用率向上と質の確保に向けて拠点スペースを有効活用するなど再生可能エネルギーの利用拡大を進め、2030年に事業に使用する電力における再生可能エネルギー比率を50%にする目標を掲げています。
今回リコーインダストリー東北事業所では、環境省の補助金※3を活用し、駐車場スペースを有効利用することで導入できる当社のカーポートPVを採用いただきました。
※1 PPA:Power Purchase Agreement=第三者所有モデルの太陽光発電設備
※2 RE100:事業運営に必要な電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる企業が加盟する国際的なイニシアチブ
【当社の自家消費型カーポートPVのポイント】
①設置場所:
屋根に太陽光パネルを設置済みの建物や、屋根の強度が不足して太陽光パネルが設置不可な場合でも、駐車場スペースを活用した設置が可能です。さらに、本来のカーポートとしての価値のほか、駐車場に設置することで建物屋根よりも来場者の目にとまりやすいため、企業としての環境への取り組みPRにも繋がります。
②設備投資0円:
設備所有者はJA三井リース株式会社で、環境省の補助金※3交付を受けて事業を実施します。リコーインダストリーは、カーポートPVを導入する初期投資が0円となり、PPA事業者である当社よりカーポートPVから供給される再生可能エネルギーの電気を購入します。太陽光発電事業が終了した際には、希望により設備無償譲渡による設備保有も可能です。
※3 令和3年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(PPA活用など再エネ価格低減等を通じた地域の再エネ主力化・レジリエンス強化促進事業)
③環境価値:
供給する電気は再生可能エネルギーのため、RE100達成への活用が可能です。
遮熱効果もあるため、夏期でも車内室温上昇を防ぎ、エアコンの過度な使用が抑えられます。
④カーポートの特徴:
今回採用したカーポートは、多くの実績があるタカミヤと当社が共同開発を行い、オールスチールを採用し、シンプル設計による低コスト化を図りながらも、堅牢製を保つことでJIS、建築基準法に適合した安全性を実現しました。さらに、雨樋、パネル間ガスケットを装着することで車両に直接雨水が当たらないように配慮しました。また車両のドア開閉時に支障がない柱位置にすることでストレスなく乗降することができます。
当社は、今後も脱炭素社会の実現に向けて、再生可能エネルギーの開発に取り組んでまいります。
【概要】
拠点名 | リコーインダストリー株式会社 東北事業所 |
所在地 | 宮城県柴田町 |
運転開始日 | 2022年2月10日 |
設置場所 | 来客用駐車場 |
PPA事業者 | シン・エナジー株式会社 |
太陽光発電設備所有者 | JA三井リース株式会社 |
出力(直流/交流) | DC146kW / AC100kW |
年間発電量(想定) | 約160MWh |
年間CO2削減量(想定) | 約85t-CO2/年 |
契約期間 | 20年 |
■リコーインダストリー株式会社
【本社】神奈川県厚木市下荻野1005番地
【代表者】代表取締役 社長執行役員 戸倉 正
【設立】2012年12月19日
【事業内容】事務機器、光学機器、印刷機器、機械装置などとこれらの消耗品などの製造ならびに販売