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2024.03.07 【兵庫県淡路市】 地域材を使用したバイオ炭カーボンクレジット事業を開始  ~住信SBIネット銀行 × THEMIX Green × マプリィ × ほくだん × シン・エナジー~

当社は、住信SBIネット銀行株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長(CEO):円山 法昭/以下、「住信SBIネット銀行」)と子会社の株式会社テミクス・グリーン(本社:東京都港区/代表取締役社長:高橋 巧/以下、「THEMIX Green」)、株式会社マプリィ(本社:兵庫県丹波市/代表取締役:山口 圭司/以下「マプリィ」、及び株式会社ほくだん(本社:兵庫県淡路市、代表取締役社長:米山 正幸/以下「ほくだん」)は、協業によりバイオ炭※1に関する実証事業を開始することをお知らせいたします。

※1 バイオ炭とは、燃焼しない水準に管理された酸素濃度の下、350℃超の温度でバイオマスを加熱して作られる固形物」と定義されたものをさします。(2019年改良IPCCガイドラインに基づく)

淡路市は、2022年4月に環境省が推進する第一回脱炭素先行地域に選定されており、ほくだんは地域エネルギー会社(あわぢから)として、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた中心的機能を担っています。
本実証事業は、地域エネルギー会社と多業種の企業が連携し、炭化、資源利用、農業利用、さらにクレジット化までの一貫した取り組みを淡路市で行う国内初※2の試みです。
地域課題となっている放置竹林の竹や剪定枝の炭化による資源循環スキームの構築を目指し、バイオ炭製造事業及びバイオ炭カーボンクレジット事業を開始します。

【具体的な取り組み】
バイオ炭の、線香原料や農業への利活用、J-クレジット制度※3を活用したクレジットの創出・販売などを展開することにより地域内循環を目指すとともに、炭素を有機物に変換すること(炭素固定)による地球温暖化抑制に向けた取組を推進してまいります。

1.竹・剪定枝等のバイオ炭製造事業の検討
2.バイオ炭のJ-クレジット制度活用による、農業分野における脱炭素の推進
3.地域資源の活用、地域課題解決、資源化コストの域内循環への取組

バイオ炭は、農地に散布することにより土壌改良剤として貢献するとともに、難分解性の炭素が土壌に貯留するため大気中のCO2削減の有効な手法であるとされています。J-クレジット制度において、その炭素貯蓄量はクレジットに換算することが認められています。

※2  シン・エナジー調べ
※3  J-クレジット制度とは、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量や、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。本制度は、国内クレジット制度とオフセット・クレジット(J-VER)制度が発展的に統合した制度で、国により運営されています。

本実証事業を通じて、淡路市における持続可能な暮らし、ひいては、2050年カーボンニュートラルの実現を加速させるとともに、先行事例として各地域での課題解決につながることが期待されます。


【関連事業会社_概要】
■住信SBIネット銀行株式会社
【本社】東京都港区六本木一丁目6番1号
【代表者】代表取締役社長(CEO) 円山 法昭
【事業内容】銀行業

 ■株式会社テミクス・グリーン
【本社】東京都港区六本木一丁目6番1号
【代表者】代表取締役社長 高橋 巧
【事業内容】カーボンクレジットの売買・媒介

■株式会社マプリィ
【本社】兵庫県丹波市春日町多田165
【代表者】代表取締役 山口 圭司
【事業内容】GISアプリケーションの開発、LiDAR製品の開発 

■株式会社ほくだん(あわぢから:淡路市地域エネルギー会社)
【本社】兵庫県淡路市小倉177番地
【代表者】代表取締役社長 米山 正幸
【事業内容】北淡震災記念公園の施設の維持管理運営。防災教育にかかる啓蒙、普及事業等の受託。電力の買取及び小売事業

■シン・エナジー株式会社
【本社】兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6 神戸国際会館14階
【代表者】代表取締役社長 乾 正博
【事業内容】エネルギーを基軸とした地域のプロデュース&エンジニアリング

 

⇒プレスリリース(PDF)

 

 

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