飛騨高山しぶきの湯バイオマス発電所
飛騨高山しぶきの湯バイオマス発電所
〒509-4121 岐阜県高山市国府町宇津江964
岐阜県高山市
飛騨高山しぶきの湯
バイオマス発電所
「宇津江四十八滝温泉しぶきの湯」にて
小型バイオマス発電・熱利用の実証事業
岐阜県高山市の『新エネルギービジョン』の目標達成に向けて、「宇津江四十八滝温泉しぶきの湯」にて木質バイオマス発電・熱利用の実証事業を実施します。積極的な自然エネルギーの導入の事例を作る事により、化石燃料からバイオマスへの転換促進を図ると共に、市民などへの自然エネルギー活用に対して普及・啓発に役立たせます。そこで本事業における成果及び情報について出来る限り公開いたします。また、燃料供給は高山市内業者が行い、高山市近隣から集めた地元材を活用することで、“エネルギーの地産地消”を目指します。
第7回 環境省グッドライフアワード 環境大臣賞(地域コミュニティ部門)受賞について
シン・エナジー株式会社、奥飛騨自然エネルギー合同会社、飛騨高山グリーンヒート合同会社、奥飛騨水力発電株式会社の4社で共同受賞。
>詳しくはこちらpoint 1
木材から電気と熱を生み出し、化石燃料使用量を削減
point 2
地元未利用材を地元工場でペレット燃料化することで継続した雇用を創出!
point 3
地元ファイナンス、地元企業による高効率熱電併給施設で地元を活性化!
■ 木質バイオマス利用施設導入促進事業
県では再生可能なエネルギーの一つである木質バイオマスの利用促進を図るため、普及効果の高い施設等への支援を行っています。
■ 高山市企業立地支援制度
木質バイオマス発電・熱利用事業の初期投資に対する助成・固定資産税の10年間免除・雇用促進助成金5年間を行っています。
ペレットを材料にした、ブルクハルト社のガス化システム、熱電併給システム、メンテナンスをご覧いただけます。
発電所で発生した「熱」を既存ボイラーへの接続をご覧いただけます。ご入浴・食事もできます。
地域内における見学・要望については、別途ご相談下さい。
このシステムの地域へのメリットは?
小型のため近隣からの今まで使われなかった間伐材2000トンの供給量で充分まかなえます。今まで市外・県外・海外への化石燃料の支払いを、地域の森林組合等に還元できます。市内にお金が回り、地域振興や産業振興に活かすことで、資金流出を抑制するとともに、市内への発注を行うことで地域振興に寄与します。その結果、持続可能な地域の実現に貢献できます。
発電規模は?
当発電所の場合、
・定格出力:165kW(最大出力181.5kW)
・年間発電量:約126万kWh(見込み)※このうち送電量は年間約120万kWh
装置が小型なので、導入台数を増減させることで発電規模を自由に設定することができ、熱利用先も見つけやすいメリットがあります。
どうしてペレットなの?
小型のガス化発電を行う場合、高山市で調達できる木質バイオマス燃料は、ペレット・チップ・薪の3種類があります。チップ及び薪は、品質規格が確立されておらず、含水率のばらつきが大きいため、国内における成功事例がなく利用するにはリスクが高いのが実情です。
それに対して、ペレットは品質規格が確立されており、品質のばらつきが少ないため安定した発電・発熱を実現できます。また、発熱量が高く、小型で輸送・保管が容易な上に、かさばらないのでペレットを採用しました。
どうしてブルクハルト社製を採用したの?
日本製バイオマス発電設備は大型ボイラーが中心であるのに対し、ドイツでは中小型のガス化発電技術の活用が進んでいます。
その中でも160基以上を世界中で導入している、実績豊富なブルクハルト社製のガス化熱電供給システムを採用しました。
1日何時間運転するの?
1日24時間運転します。年間約320日の運転予定です。監視員は常駐しなくても、インターネットから操作ができます。トラブルが発生すると、インターネットを通して連絡がきますので、対処することができます。
飛騨高山しぶきの湯バイオマス発電所のの見学申し込み・その他のお問合せは、
飛騨高山グリーンヒート合同会社でお受けしております。
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飛騨高山グリーンヒート合同会社