岐阜県高山市外ヶ谷水力発電所

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾字下野谷442番8

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岐阜県高山市奥飛騨温泉郷

外ヶ谷水力発電所

地域の活性化、国立公園の便益向上に資する発電事業

奥飛騨水力発電(株)が「地域一貫開発」に基づき開発した水力発電所です。2020年12月に安房谷水力発電所、2023年5月に一宝水第一水力発電所がそれぞれ竣工し、これらに続く3地点目の「地域貢献型」の水力発電所です。
本事業は、同地域の水力資源を用いて地域の活性化、及び国立公園の便益の向上に資する発電事業となることを目的としています。事業収益の一部を周辺の各町内会へ還元し、活動費として役立てられています。今後は、国立公園の環境美化活動や登山道の整備、山小屋への支援など、貢献の幅を広げていく予定です。
本発電所は、安房谷水力発電所や一宝水第一水力発電所とは異なり、流量よりも落差(高低差)を活かした水力発電所です。そのため、水車発電機もIREM社製(イタリア)のペルトン型水車を選定しています。
また、非常用小型発電機も備えており、災害時には付近の避難所へ電力供給が可能です。

稼働中585kW

想定年間売電量 約2,840MWh

一般家庭約660世帯分に相当

※【環境省】
令和3年度家庭部門のCO2排出実態統計調査結果の概要による

■外ヶ谷水力発電所プロモーション【提供:奥飛騨水力発電株式会社】

奥飛騨における
地域貢献型水力開発の基本コンセプト

● 地元企業との連携により地域事業会社を創設(地元出資51%以上)

● 地元産業(調査工事・土木建築工事・金融等)の優先活用

● 売電収益の一部を「地域振興基金」として地域に還元

● 複数地点を対象とした逐次開発(地域一貫開発)

奥飛騨温泉郷  開発出力:1,899kW(3地点)
地域経済への裨益効果(20年間) 35.5億円 地元負担再エネ賦課金の2.6倍 域内:域外=66:34
奥飛騨温泉郷への電力供給効果 温泉郷内一般世帯及び宿泊設備の年間電力消費量に対する電力供給比率:45.3%
環境保全等への貢献 地域振興基金は国立公園整備、地域文化活動等に利用
行政施策との貢献 県:水力開発目標の45%達成  市:再エネ開発目標の13%達成
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  • 発電所名外ヶ谷水力発電所
  • 設置場所岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾字下野谷442番8
  • 河川名神通川水系蒲田川支川 外ヶ谷
  • 有効落差195.1m
  • 最大使用水量0.36m3/s
  • 最大発電出力585kW
  • 発電方式流れ込み式
  • 取水施設既設砂防ダム利用(チロリアン取水)
  • 水圧管路高密度ポリエチレン管と鋼管
  • 発電所地上式
  • 水車の種類立軸ペルトン水車(6射)
  • 発電機の種類三相誘導発電機
  • 年間売電量約2,840MWh(一般家庭の約660世帯分に相当)
    ※【環境省】令和3年度家庭部門のCO2排出実態統計調査結果の概要による
  • 売電先中部電力株式会社(全量FIT)
  • 設備設計シン・エナジー株式会社

奥飛騨エリアにおける水力発電所の見学について

外ヶ谷水力発電所・一宝水第一水力発電所・安房谷水力発電所の見学を受け付けています

見学料(お一人当たり):
1,000円(税込)

※ 3つの発電所のご見学、または、いずれかのみのご見学の場合でも見学料は変わりません

※ 冬季期間(12月~3月)は積雪の影響により見学受付を行っておりません

見学料は、「見学時に配布させていただく資料代」
及び「中部山岳国立公園の環境保全」 等に充当されます

見学をご希望の方は、以下の「ご相談・お問合せフォーム」よりご連絡ください

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