木質バイオマス
木質バイオマス
秋田県仙北市田沢湖田沢字湯ノ岱
秋田県仙北市
鶴の湯水力発電所
地域活性化のための、地元企業を主体とした小水力発電所
鶴の湯水力発電所は、仙北市内を流れる先達川における未利用の地域水資源を有効活用し、地域に根差した発電所運営により、地域の活性化の一助とすることを目指しています。
仙北市は「森と、水と、人々のハーモニー」という理念のもと、地域固有の資源を活かして経済の活性化や環境保全を図る「仙北市地域新エネルギービジョン」を掲げています。当発電所はこの推進に寄与し、環境・経済にやさしいクリーンエネルギー導入の役割を担うとともに、売電収入の一部を地域振興基金として地域に還元し、特有の地域課題や田沢湖固有であったクニマスの復活事業などに充てられます。
稼働中325kW
想定年間売電量 約1.994kWh
一般家庭約の610世帯分に相当
※ 1世帯当たり3,254.4kWh/年で算出
出典:電気事業連合会「原子力・エネルギー図面集2015」
仙北市における
地域貢献型水力開発の基本コンセプト
● 地元企業との連携により地域事業会社を創設(地元出資51%以上)
● 地元産業(調査工事・土木建築工事・電気工事等)の優先活用
● 売電収益の一部を「地域振興基金」として地域に還元
● 他の河川水利用者や河川維持に配慮した取水を行い、環境変化を極力抑える
秋田県仙北市 開発出力:524kW(2地点) | |
地域の特色 | 豊富な水資源を活用することで、付加価値を生み出す |
地域の取り組み | 仙北市は「森と、水と、人々のハーモニー」という理念のもと、「仙北市地域新エネルギービジョン」を掲げている |
環境保全等への貢献 | 地域振興基金は特有の地域課題や田沢湖固有であったクニマスの復活事業などに利用 |
環境負荷 | 発電時にCO2がほぼ発生せず、砂防堰堤付近の取水口の敷設、導水管の地中埋設により周辺への影響を最小限に抑えている |
鶴の湯発電所はすぐ近くに鶴の湯温泉があり、高圧配電線連系であることから、
物理的に発電された電気は発電所に最も近い鶴の湯温泉施設に多くが供給されることになる