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当社とENTRENCO GMBH(Egbert Freiherr von Cramm-CEO/ドイツ/以下、「ENTRENCO社」)のグループ会社であるBIOENERGIE WEGSCHEID GMBH(Egbert Freiherr von Cramm-CEO/ドイツ/以下、「BEW社」)※1 は、兵庫県朝来市で計画中の「生野銀山バイオマス発電所(運営事業主体:生野銀山バイオマス株式会社)」の建設において、木質ガス化熱電併給設備(以下、木質ガス化CHP)及びその周辺設備の購入契約を2023年4月7日付で締結し、同発電所の完工に向け協働してまいります。
※1 2023年内にENTRENCO社とBEW(旧:Holzenergie Wegscheid)社は合併し、WegscheidEntrencoに変更予定。
ENTRENCO社とBEW社は、両社で50kW~150kWまでの発電規模の木質ガス化CHP※2を取り扱っており、最大2MWまでカスケード接続が可能です。全世界での稼働数は合わせて130台以上※3を誇ります。小規模ユニット型のため地域の木材供給可能量に合わせた設計が可能です。また、両社は日本国内においても木質ガス化CHPの設置からメンテナンス、トラブル対応まで、一気通貫での対応が可能です。
※2【ENTRENCO社 50kW(ペレット・チップ)】 【BEW社 80kW~150kW(チップ)】
※3 2023年4月時点
当社は、宮崎県串間市、愛媛県内子町、和歌山県有田川町、岐阜県高山市で165kW~2,000kW※4クラスのバイオマス発電所のEPC(設計・調達・建設)および稼働後のメンテナンスの実績があり、高稼働率のノウハウを蓄積してまいりました。宮崎県串間市においては2,000kW発電所、及びペレット工場の設置に加え、串間市民病院に50kWのENTRENCO社製の木質ガス化CHPを導入し、長期稼働を実現しています。
※4 宮崎県串間市:大生黒潮発電所(1,940kW)、 愛媛県内子町:内子バイオマス発電所(1,115kW)
和歌山県有田川町:有田川バイオマス発電所(900kW)、 岐阜県高山市:飛騨高山しぶきの湯バイオマス発電所(165kW)
一方、木質ガス化発電は、日本国内での稼働率が低い事例が多く、生野銀山バイオマス発電所の開発においては、発電所運営事業者に対し「発電機稼働率の保証」付きの契約の締結や「メンテナンス定額単価サービス」を提供することで、事業者のリスクを低減し、事業の安定性を追求します。
今後、1,000kWクラスの地産地消型発電所モデルの全国普及を加速させるとともに、当社とENTRENCO社及びBEW社はそれぞれのノウハウを生かし地域の木材供給量に合わせたバイオマス循環圏の樹立を進めてまいります。
◆生野銀山バイオマス発電所 プロジェクト概要
【事業用地】兵庫県朝来市生野町
【事業規模】発電出力 計900 kW/年間原木消費予定量 約10,000t
【発電開始予定】2024年 夏
【発電所運営事業者】生野銀山バイオマス株式会社
【工事請負業者】シン・エナジー株式会社
【木質ガス化CHPサプライヤー】BIOENERGIE WEGSCHEID GMBH
◆木質ガス化CHP
【型式】BEW135
【実績※5】130units導入・稼働中(ENTRENCO社製を含む国内外合計)
【特長※6】機器性能保証・メンテナンスサービス(発電量(kWh)に対する固定単価サービス)あり
※52023年4月時点
※6プロジェクト毎に条件変更
◆BIOENERGIE WEGSCHIED GMBH ※1(日本法人:ENTRENCO株式会社)
【ドイツ法人】Haselberg 3, D-94164 Sonnen, Germany
【日本法人】東京都千代田区神田錦町2丁目2番地1 KANDA SQUARE WeWork内 11-125
【代表者】CEO エグバート クラム
【URL】http://arensis.jp/
【事業内容】バイオマス発電プラントの研究開発・販売・製造・設置・アフターサービス
◆シン・エナジー株式会社
【本社】兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6 神戸国際会館14階
【代表者】代表取締役社長 乾 正博
【URL】https://www.symenergy.co.jp/
【事業内容】エネルギーを軸とした地域デザイン&エンジニアリング