和歌山県有田川町有田川バイオマス発電所【開発中】

和歌山県有田郡有田川町大字修理川字西加九鬼126番

和歌山県有田川町

有田川バイオマス発電所

発電所を基軸に“森林整備”から地域に“付加価値”を創出

和歌山県は森林率が全国で第6位という豊富な森林資源を有しています。
しかし、急峻な地形により伐採が容易でないことや、木材の買取価格が年々下落してきたなどの理由から、近年は林業が低迷しつつありました。
本発電事業は、100%和歌山県産の森林資源を利用し林業の活性化に寄与するだけでなく、発電所から生まれる副産物を、地域資源として利活用することで地域経済の発展、循環など多くのメリットをもたらす地域貢献型の発電所です。

発電所コンセプト

本事業は、和歌山県有田川町において県産の豊富な森林資源を活用し発電を行う事業です。
地元関係者が出資している有田川バイオマス株式会社が主体となり発電事業を行うことで、地域主導の意思決定を可能としています。
「地域木質資源の適切な利用」 「地域経済の循環」 「新たな雇用の創出」を促すことで、「持続可能な有田川町」の実現に寄与します。

point1100%和歌山県産の未利用材を活用

point2発電で発生した熱を隣接する「かなや明恵峡温泉」に供給。さらに、発電の際に生まれる

point3炭(チャー)を肥料化し、農業利用を目指す

point4薪や木質チップの地域利用を促し、バイオマスボイラーやストーブなどの普及を目指す

point5事業所棟に、和歌山県産材を加工したCLT材を活用

point6【公募型】地域住民出資プロジェクトを実施

バイオマス発電所を基軸に
有田川エコプロジェクトに貢献します

有田川バイオマス発電所を基軸に、再生可能エネルギーの普及、林業の活性化、温浴施設での熱利用、農業の活性化、木質燃料の地域利用などの幅広い分野で、「有田川エコプロジェクト※」へ貢献します。

林業の活性化につながります

発電所へ安定的に木材供給(約1万トン/年)を行うことで、林業の活性化につながります。また、森林を適切に維持管理することで、洪水や土砂災害の起きにくい正常な森林の実現に寄与します。

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温浴施設に熱の供給を行います

発電する際に生まれる“熱”の一部は隣接する「かなや明恵峡温泉」に供給しています。これまで、同施設では温泉水の温めに化石燃料由来の電気を使用していましたが、“熱”による温めに代替いたしました。

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農業の活性化に寄与します

発電所で副産物として生まれる“チャー(炭)”を肥料化することで地域での農業利用を目指します。
海外産肥料や化学肥料に頼らない、純国産肥料でのオーガニックな地域農業の実現に向けて計画しています。

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木質燃料の地域利用を促進

発電する際に生まれる“熱”を木材乾燥に利用することで、水分率の低い“薪”や“木質チップ”をつくることが可能です。地域の資源としてバイオマスボイラーやストーブなどで利用いただくことを目指しています。

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※ 2008年度末頃から有田川町内の「再生可能エネルギー導入促進」「ごみ分別徹底・資源化」を推進するプロジェクト

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事業スキーム

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  • 発電設備の構成URBAS社(オーストリア)製
    小型高効率木質バイオマス熱電供給システム450kW2基
  • 木材(未利用)年間消費量約10,000t(50%)
  • 発電出力900kW
  • 稼働時間約8,000時間(24時間連続/日×330日/年)
  • 年間売電予定量約6,700MWh(一般家庭約1,600世帯※)
    ※1世帯当り4,258kWh/年で算出 出典:【環境省】令和2年度家庭部門のCO2排出実態統計調査結果の概要
  • 売電先関西電力送配電株式会社
  • 発電所名有田川バイオマス発電所
  • 所在地和歌山県有田郡有田川町大字修理川字西加九鬼126番
  • 事業運営有田川バイオマス株式会社
  • 設計・施工シン・エナジー株式会社
  • 敷地面積約10,000平方メートル

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