木質バイオマス

シン・エナジーが地域と歩むバイオマス発電

当社は、外材に頼らず、その土地の森林資源賦存量に応じ、未利用材、間伐材などを活用した地域主導型の持続可能な小型バオマス発電を行っています。
木は、手入れを何もしないで放置しておくとCO2の吸収量が少なくなります。小型バイオマス発電は森林資源を有効活用することで炭素吸収源として林業を下支えすることにつながるのです。
さらに、小型バイオマス発電は、木材をペレット、またはチップ化した燃料から電力を創出しますが、発電する際に生まれる熱やCO2、炭(チャー)を有効活用することによって、新たな地域産業の創出にも寄与することが可能です。

バイナリー発電でエネルギー効率を高める
近隣の温浴施設などで利用
発電の際に生まれるCO2
炭(チャー) 農業用の肥料として活用
木質ペレット・チップ 化石燃料の代替え燃料として、地域の施設に展開

また、当社が進めるバイオマス発電所は燃料工場(ペレット、チップ)を併設、または近隣から調達することで、輸送の際のCO2排出量を極力抑えるとともに輸送費の削減にも寄与しています。
FIT期間( 20年)終了後も、地域に根ざしたバイオマス発電所として自立していることが、当社が目指すエンジニアリングです。

地域と手がけるバイオマス発電

【コラム】 日本の森林と外材にたよるバイオマス発電

日本の森林率は68.5%とOECD加盟国においては、フィンランドに次ぐ世界第二位を恵まれた環境にあります。しかし、森林資源としての活用は、1964年の外材輸入自由化により自給率が急降下し、森林蓄積量に対する年間伐採量の比率では、25位とその森林資源をうまく活用できず、林業は衰退の一途をたどってしまっています。

また、日本のバイオマス発電所は大型のものが多く、多くはPKS, パーム油, 輸入木材などによる輸入にたよってしまっているのが現状です。これは、国民負担による賦課金の海外流出であり、輸送は石油を燃料とするコンテナ船が使われおり、カーボンニュートラルの観点からも大きな問題となっています。

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